山また山の、わがニッポン。人びとのライフラインとしてのさまざまな道づくりにおいて、崖くずれや落石の心配がないトンネルはこれからも中心的役割を担います。さて、トンネルの開通は2つの“喜び”を生みだします。ひとつは暮らしやすくなった生活を手に入れた地元の方々の喜び。そして、無事トンネルを完成させた地底の戦士・笹島マンたちの喜びです。
この“喜び”を考えたとき、ルーツはやはり黒部。やっとの思いで迎え掘りの穴とつながったとき、貫通を祝うかのように、さぁ〜と吹き込んできた黒部の風・・・。“開いた! 開いた!” という歓喜の瞬間、“戦士たちの顔”は涙と笑顔とでグシャグシャ。たとえ、その後現場がちがっても、この感動の連鎖が続く限り、笹島は《トンネル一代》を貫き通します。