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我が国初のNATMによるトンネル施工 −上越新幹線中山隧道(中山)工事−
●受賞理由
上越新幹線中山トンネル(延長14.83km)のうち中山工区は、強い膨張性地山のため、強大な土圧を 受け1m以上にも達する押し出し変位が現れ、縫い直しを余儀なくされた。こうした状態を克服するため
に、吹き付けコンクリートとロックボルトを主体とするNATMの論理を基礎に独自の研究を行い、強膨張 性地山において、我が国で初めて吹き付けコンクリートとロックボルト併用を主体とする工法を採用し成功させた。
●工事概要
| トンネル名 |
: |
中山トンネル |
| 企 業 名 |
: |
日本鉄道建設公団東京新幹線工事局 |
| 所 在 地 |
: |
群馬県吾妻群高山村 |
| 工 期 |
: |
昭和47年5月〜昭和56年3月 |
| 用 途 |
: |
鉄道(新幹線) |
| 延 長 |
: |
14,830mのうち4,600m(NATM区間800m) |
| 掘削断面 |
: |
新幹線断面 |
| 地 質 |
: |
泥岩、火山歴混じり緑色、擬灰岩 |
| 掘削工法 |
: |
側壁導坑先進(レール)ショートベンチ(タイヤ) |
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帯水砂層での大断面土砂NATM −三沢川分水路整備工事(A-1工区)−
●受賞理由
三沢川分水路事業は、我が国最大の新都市・多摩ニュータウンの東部、稲城地区開発の雨水問題を打開するために策定されたトンネル方式の河川であります。
本事業は、総延長2,670m、下流部内径8.1mのわが国有数の長大トンネル河川であり、全長にわたって地下水位の高い細砂中を通過する等の悪条件に対して、三択川分水路の種々の技術的難問を無事故で施工しました。トンネルの設計及び施工については次のような特色があります。
1)大規模都市開発における雨水問題の抜本的な打開策として、長大トンネルにより解決する方式を、我が国で初めて採用したこと。
2)小規模急流河川からの一定率分流方式について、水理実権等に基づく線密な検討により新しい知見が得られたこと。
3)水流40m3/s、落下高13mの合流工を円筒立坑型直落下減勢という方式を案出した事。
4)土かぶりの浅い軟弱地盤で、かつ大断面トンネルの合流部という難条件に対し、都市土木で初めて縫地パイル工法とNATMを組み合わせた工法を開発したこと。
5)岩以外で我が国初の立坑NATMを、径12m、深さ17mの立坑に採用し、本工法普及の先鞭をつけたこと。
6)都市土木におけるNATM適用の可能性を拡大したこと。
(Key Word)土砂NATM、垂直縫地工法、立坑NATM
●工事概要
| トンネル名 |
: |
A-1 工区その6 |
| 企 業 名 |
: |
東京都建設局 日本住宅公団多摩開発局 |
| 所 在 地 |
: |
東京都稲城市百村 |
| 工 期 |
: |
昭和56年7月〜昭和57年2月 |
| 用 途 |
: |
河川(水路) |
| 延 長 |
: |
34m、立坑 径12m、深さ17m |
| 掘削断面 |
: |
140m2 |
| 地 質 |
: |
礫混じり砂層、砂質シルト |
| 掘削工法 |
: |
サイロット(矢坂)、上半先進ロングベンチ(レール) |
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軟弱地盤での我が国初の大断面都市 NATM
−高速鉄道3号線三ツ沢上町駅工区(第11工区土木工事)−
●受賞理由
横浜市営地下鉄事業のうち、三ツ沢上町駅は、掘削断面積146m2と大きく、扁平率0.65ときわめて扁平な断面を有するトンネルであります。本トンネルは国道1号線の真下に建設され、周辺には住宅、ビルが林立している都市トンネルで都市部での本格的に初めてNATMを採用されました。施行はサイロット式NATMで行われました。この工事は、幾多の困難を克服し、安全でかつ経済的に行われました。
●工事概要
| トンネル名 |
: |
横浜地下鉄三ツ沢上町駅工区 |
| 企 業 名 |
: |
横浜市交通局高速鉄道建設部第2工事事務所 |
| 施工場所 |
: |
横浜市神奈川区三ツ沢上町駅 |
| 工 期 |
: |
昭和55年8月〜昭和60年1月 |
| 用 途 |
: |
鉄道(地下鉄) |
| 延 長 |
: |
駅部105m、一般部693m |
| 断 面 |
: |
駅部146m2、一般部60〜65m2 |
| 地 質 |
: |
シルト質泥岩と砂層の互層 |
| 掘削工法 |
: |
サイロット工法 |
| 補助工法 |
: |
(先受け工)ミニパイプルーフ、(地下水対策)バキュームディープウェル |
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技術の粋を集めて完成した世界最長海底トンネル −津軽海峡線青函隋道(竜飛)工事−
●受賞理由
青函トンネルは、全長83.85km、海底部23.3kmの世界一の最大トンネルであり、本州と北海道を陸路で結ぶ本トンネルは、国民全体の長年の夢であった国土の一体化を実現する一端を担うものであります。その建設にあたって開発され、発展した新技術は、トンネル建設技術はもとより土木技術一般の向上に牽引的な役割を果たすとともに、その成功に触発され海外の海峡連絡の巨大プロジェクトが現実に向けて大きく前進しているなど、我が国が世界に誇れる世紀の大事業。
●工事概要
| トンネル名 |
: |
青函トンネル |
| 企 業 名 |
: |
日本鉄道建設公団青函建設局 |
| 施工場所 |
: |
青森県東津軽郡三厩村 |
| 工 期 |
: |
昭和47年3月〜昭和59年6月 |
| 用 途 |
: |
鉄道 |
| 延 長 |
: |
53,850m(竜飛工区13,000m) |
| 断 面 |
: |
新幹線断面 |
| 地 質 |
: |
シルト質凝灰岩、粗粒凝灰岩、硬質頁岩、泥岩 |
| 掘削工法 |
: |
側壁導坑先進、底設導坑先進、(レール) |
| 補助工法 |
: |
薬液注入工法 |
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線密な計測管理システムによる超大断面トンネル施工
−ベルトコンベヤ用トンネル築造工事(木見工区)−
●受賞理由
世界一の実績をもつ神戸市ベルトコンベヤを延伸するににあたって、脆弱で複雑な第三紀層の山地に、掘削断面196.6m2、延長88mの機械室用大地下空洞を建設したものであります。本地下空洞は、構造的に並列・交差トンネルを有する複雑なものであり、地質的に泥岩、擬灰岩等が互層をなしかつ近傍を走る断層の影響で非常に複雑という困難な条件に対処するため、掘削段階毎のFEM逆解析を利用した大地下空洞施工管理システムの活用により地山挙動を的確に予想して、施工が行われました。
●工事概要
| トンネル名 |
: |
神戸市ベルトコンベヤ機械室用大地下空洞(木見工区) |
| 企 業 名 |
: |
神戸市 |
| 所 在 地 |
: |
兵庫県神戸市西区押部谷町 |
| 工 期 |
: |
昭和62年1月〜平成元年4月 |
| 用 途 |
: |
土砂搬出(ベルコン) |
| 延 長 |
: |
本坑(D3・D4)1,955.3m、交点機械室88m、電機室47m、機械室47m、発進180m、その他289.7m |
| 掘削断面 |
: |
196.6m2(機械室) |
| 地 質 |
: |
泥岩、六甲花崗岩、凝灰岩、砂岩 |
| 掘削工法 |
: |
2段サイロット(レール)(タイヤ) |
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最大月進を達成した長大トンネルの急速施工システム
−北幹・五里ケ峯トンネル(戸倉)他工事−
●受賞理由
長大山岳トンネルの急速施工により良質で経済的なトンネルを安全に施行する技術を確立したものである。この技術は北陸新幹線五里ケ峯トンネル(全長15,175m、掘削断面積約70m2)で実践されたもので、本トンネルは工期の成約上年で完成させるため、計画当初より平均月進150m以上を達成しなければならなかった。この条件を克服するため、掘削・ずり出し・支保・覆工の各施工段階で、施工時間を短縮する技術開発と最適作業サイクルを確保するための施工管理手段を開発し、我が国の最大月進281mを特筆すべきは2ヶ月で500mの掘進を達成した。戸倉工区のほとんどの区間で、湧水(最大60t/min)があったにもかかわらず平均月進約150mを達成した。この施工技術は、今後の良質な長大山岳トンネルの経済的で安全な急速施工に大きく寄与するものである。
(Key Word)長大トンネル、急速施工、前方地質探査技術、大型機械、大量湧水
●工事概要
| トンネル名 |
: |
五里ヶ峯トンネル |
| 企 業 名 |
: |
日本鉄道建設公団 |
| 所 在 地 |
: |
長野県埴科郡戸倉町 |
| 工 期 |
: |
平成3年11月〜平成7年3月 |
| 用 途 |
: |
鉄道(新幹線) |
| 延 長 |
: |
本坑4,130m |
| 掘削断面 |
: |
新幹線断面 |
| 地 質 |
: |
黒色片岩、石英安山岩質凝灰、岩、流紋岩質凝灰岩 |
| 掘削工法 |
: |
全断面ミニベンチ(タイヤ) |
| 補助工法 |
: |
水抜きボーリング |
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