昭和20年4月
笹島班創設
昭和22年12月
岩本発電所水路隧道工事着工(群馬県)
昭和28年12月
飯田線大原トンネル工事にて掘削記録樹立(12m/日、260m/月)
昭和31年6月
黒部川第四発電所第3工区、大町ルート・黒部ルート隧道工事着工
現在も受け継がれる笹島建設の職人魂は、「黒四」で生まれた。
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黒部川第四発電所工事
黒部川の電源開発は、大正末期まで遡ります。しかし、渓谷の奥地にある黒四地点の開発は、険しい気候と地形から遅々として進んでいませんでした。そうした中、戦後の復興に伴って発生した深刻な電力不足を解消するために、「黒部川第四発電所工事」が本格始動したのです。
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大町2号トンネル
黒四開発の問題となったのは、資材や機械類の運搬方法でした。まさに、この輸送ルートを確保できるかどうかで、黒四開発工事の成否が決まります。笹島建設は、その工事の中でも最も難しいと言われていた「大町2号トンネル」の建設を担当することとなったのです。
「世紀の大事業」として歴史に刻まれた黒部川第四発電所工事・「黒四」こそ、笹島建設の原点です。
昭和31年に受注した当時、弊社は熊谷組の下請けの「熊谷組笹島班」でした。約60年がたった今でも、この世紀の大事業は弊社の誇りです。建設史上に名を残したこの工事は、かつてない困難と試練を課すものでした。
笹島建設の歴史上最も危険で最も苦労し最高に嬉しかった現場

大町2号トンネル工事は、内容も納期も非常に厳しい条件でした。
黒四地点周辺は、春でも雪が積もっている場所です。
労働環境は“過酷”という表現以外に見つかりません。
それでも、決められた工期を守るために、作業は24時間体制で1分1秒も休むことなく続けられました。
掘削が順調に進んでいたある日、状況は一変します。
破砕帯に遭遇したのです。
突然、毎秒600リットルもの冷たい地下水と土砂が、坑内を襲いました。坑内は瞬く間に川と化し、掘削作業の続行は不可能になりました。
「掘進するには、水を抜かなければならない」
――その一心で、破砕帯との死闘が始まりました。
持てるすべての英知を結集し、考えうるあらゆる方法で掘削を試みます。
しかし、「少しでも掘進する」という気持ちをあざ笑うかのように、
冷たく凄まじい水が阻みました。
それでも、総員、身の危険を顧みず、果敢に破砕帯に挑み続けたのです。
現場が決死の覚悟で闘う一方、対策本部ではルートの変更も示唆されていました。
「冬になれば掘れる」。現場の陣頭指揮を執る笹島信義班長の対策本部での発言に、委員会の有識者は疑問を呈します。
しかし、笹島班長の勘に基づくこの言葉は、決して間違いではありませんでした。秋が近づくと、水抜きの作業に黒部の寒さが加わり、湧水が減少したのです。そして、笹島班長の発言通り、掘削が再開しました。
破砕帯に遭遇してから約7ヶ月後、これまでの苦労が結実する瞬間が訪れました。ついに、破砕帯を突破したのです。坑内は歓声で包まれました。喜びもつかの間、滞っていた掘削作業を急ピッチで進めます。徐々に地質が良化し、掘削の日進新記録を打ち出すほど、スピードは上がりました。
そして、昭和33年に大町2号トンネルが開通。
大量の資材や機械を積んだトラックがトンネルを通り、黒部ダムの建設が本格的に始まったのです。

昭和34年2月
黒部ルート貫通、掘進記録更新(21.5m/日、517m/月)
昭和38年11月
香港水道整備工事着工
昭和39年2月
笹島建設株式会社設立
昭和40年7月
都営地下鉄線「二本榎シールド工事」着工(初の都市部トンネル工事)
昭和41年4月
東名高速道路「日本坂東トンネル工事」着工
昭和42年7月
山陽新幹線「六甲トンネル工事」着工
昭和42年10月
中央自動車道「恵那山飯田方トンネル工事」着工
昭和45年12月
山陽新幹線「新関門トンネル工事」着工
昭和46年10月
上越新幹線「中山隧道工事トンネル」着工(日本初のNATM工法)
昭和47年7月
世界最長海底トンネル「青函トンネル工事」着工
昭和52年4月
イスファハン圧力水道トンネル工事(イラン)着工
昭和52年7月
関越自動車道「関越トンネル潟沢側工事」着工
平成元年9月
中部縦貫自動車道「安房トンネル平潟工区」着工
平成4年2月
北陸新幹線「五里ヶ峯トンネル戸倉工区」着工
平成5年11月
東京湾横断道路「川崎トンネル浮島北工事」着工
平成11年6月
長大断面坑口313m2「箕面有料道路山岳トンネル築造工事」着工
平成13年3月
北陸新幹線「高丘トンネル南工区」着工
平成13年12月
第二東名高速道路「掛川第二トンネル工事」着工
平成15年7月
東北新幹線「三本木原トンネル」着工
平成19年10月
北海道新幹線「新茂辺地トンネル東工区」着工
平成21年10月
第二東名高速道路「額田トンネル工事」着工
平成26年1月
地下鉄大江戸線「勝どき駅改良土木工事」着工
平成28年4月
北海道新幹線「二ツ森トンネル鹿子工区」着工
平成30年10月
熊本3号「中尾山トンネル工事」着工
令和2年5月
北海道新幹線「羊蹄トンネル有島工区」着工
令和3年7月
一般国道452号「鏡トンネル工事」着工
令和4年4月
北海道新幹線「札樽トンネル銭函工区」着工
令和5年9月
国道13号「浅川トンネル工事」着工
令和6年8月
国道103号「青ぶな山トンネル子ノ口工区」着工
令和7年4月
創業80周年
