難工事を可能とした裏側には、
笹島建設の優れた技術力がありました。
笹島建設は、創業当時から変わらず新工法・技術の研鑽に努めています。
これまで難工事をこなすことができたのは、その努力の賜物にほかなりません。
トンネル工事は、地質・環境・条件が一つとして同じ現場はありません。NATM工法・シールド工法を中心に、現場ごとに最適な施工計画と高度な施工管理で、安全・品質を追求しています。
経験とデータ、その両方を重ね合わせることが、難工事を成功へ導く力となっています。
一時は不可能とも思われた難工事を可能にしてきた、弊社の技術力の証をご紹介いたします。
トンネル工事の流れ
笹島建設では、以下の3つの工法を用いたトンネル工事を行なっております。
NATM工法(発破掘削)の流れ
硬質な岩盤や大断面トンネルに適した、経験と判断力が求められる掘削工法です。
1. 削孔
ダイナマイトを入れる穴を掘ります。
2. 切羽
3. 装薬
穴の中にダイナマイトを入れます
4. 発破
ダイナマイトを爆発させ、岩を砕きます。
5. ズリ処理
発破で砕いた岩(ズリ)をトンネルの外に運び出します。
6. 支保工
掘ったトンネルが崩れないように、鉄製の支えを一定間隔で設置します。
7. コンクリート吹付け
厚さ5〜15cm程度のコンクリートを吹きつけて、掘ったトンネルの壁を強くします。
8. ロックボルト設置
ロックボルト(3〜4m程度の鉄の釘)を山に突き刺して、トンネルが崩れるのを防ぎます。
9.インバート工
トンネル下部をコンクリートにて固め、地盤の緩み等を抑えトンネルを安定させます。
10.防水工
トンネル内への漏水を防ぐためにビニール製の防水シートを貼ります。
11.コンクリート覆工
セントルと呼ばれる半円形の型枠を使って、最後のコンクリートの壁を作ります。
12.完成
NATM工法(機械掘削)の流れ
振動や騒音を抑えながら施工できる、都市部や近接構造物のある現場に適した工法です。
1. 機械掘削
ロードヘッダなどの掘削機械を用いて、岩盤・地山を掘削します。
2. ズリ出し
掘削した土砂をホイールローダーサイドダンプに積み込みます。
3. 一次支保工施工
吹付コンクリートおよび鋼製支保工を設置します。
4. 二次吹付コンクリート
エレクター付き吹付機で、二次吹付コンクリートを行い、地山の安定を図ります。
5. ロックボルト
ボルティンガーでロックボルトを施工し、地山の変形や緩みを抑制します。
6. 防水シート・覆工コンクリート
防水シート設置後、全断面スライドセントルにより覆工コンクリートを全断面一体で施工します。
シールド工法の流れ
都市部の地下を掘削して下水道や地下鉄、道路などのトンネルをつくるときに使われます。
1. エントランスの設置
トンネル入口にゴムパッキンと鋼材を設置し、水や土砂が立坑内へ流入するのを防ぎます。
2. シールド機受け台の設置
立坑内に 分割したシールドマシンの部材を投入して 掘進可能な状態に組立を行います。
3. 立坑にシールド機を投入
シールド機受け台設置後に、シールド機を投入しシールド機を組立します。
4. 支圧壁の設置
シールド機組立完了後、後方に掘進する際に反力として使用する支圧壁を組立ます。
5. 発進
すべての準備が整った後、シールド機は地中へ向けて掘進を開始します。
6. 掘削・排土
カッターで土砂を掘削し、スクリューコンベヤーや運搬設備で坑外へ搬出します。
7. ジャッキ伸長
カッターを回転させながらジャッキを伸ばし、シールド機を前方へ進めます。
8. セグメントの組立
掘進、排土完了後にエレクターにて1ピースずつ組立ます。
9. シールド到達
シールド機が到達後に解体を行い、トンネル工事は完了となります。
